はいはいエロスエロスはほどほどにな店長
エロゲメーカーでもある腰の落ち着かない30男の生態観察記録。商売柄掻き集めたエロマンガについて、言いたい放題に書くブログです。
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酔拳の王 だんげの方さんの[フユ10]コアに行こう エロマンガ10に投稿
どうも、30過ぎのオヤジが中に入ると、集計のお邪魔になりそうで、恐縮です・・・・・・。
1:東犬二 『DARK AGE』
中世ヨーロッパと言う「迷信が蔓延る未開の暗黒の地」を舞台にした怪奇作品
集。著者が執拗なまでに史実を調べているのが、コマから滲み出ています。レイ
プと言うより、虐殺や拷問という雰囲気が漂う作品が多いので、グロ回避の人に
はオススメしませんが、力作。
この漫画家さんは、エロ系はこの1冊だけのようで、今は「大西巷一」のお名前で、中国を舞台にした作品を一般誌で精力的に執筆されているようです。
2:時坂夢戯『人形の在る風景』
時坂夢戯さんと言ったら「DRAGON ERASER」を挙げたいけれど、未完だし、エロは冒頭の一コマ目しか無いので、こちらの方を挙げます。しかし、古すぎて、Amazonにも登録されていない・・・
イマイチ冴えない少年が拾った人形が、夜になると目覚めて、美しい女の子に
変身。その娘の手ほどきで男としての自信を付けた主人公は、心寄せていた同級
生をデートに誘い…と、前半はほとんど「電影少女」ですな。後半には、主人公
は呪いにかかり、自分が人形とされてしまいますが、今度はそれを逆に利用して
ヒロインを助け出しにいく―――という熱血展開に。ラストは爽やかに終わって
ます。
読み返してみると、寝取られシチュが多い。正ヒロインは、途中からラスボス
に寝取られしまうし、心を寄せていた同級生で今は親友の彼女という女の子はチ
ンピラに脅迫されて肉奴隷にされているし、主人公とのエッチよりもそちらの方
が回数が多い。なお、正ヒロインは、最後にボンテージ姿で主人公を殺しに来る
んですが、その格好が結構フェティッシュで魅力も高いです。
「DRAGON ERASER」は続き描かないのかなぁ…当時の雑誌の切り抜き、まだ全部保管しているのだが・・・・・・。
3:富本たつや『CROQUIS(1)(2)』
「くりいむレモン」のキャラデザで人気が高かった富本たつやさんの短編漫画集。
ムチムチした太股の描き方が魅力の一つです。内容は、純愛、ギャグ、レズビア
ン、SMなど色々ですが、レイプなどの陰惨な描写は無く、奇麗なストーリーが多
いです。また、少年が主人公になる話が多いのですが、妙に可愛い色気があって、
ショタ趣味も満足させてくれます。
特に、少年が上級生の少女に、自ら奴隷を志願する『リラの館』が最高傑作。
地味な図書委員長(当然メガネっ子)が「高校時代の思い出に…」と、一夜の関
係をねだる『想い出』なども、ベタですがイケます。いかにも昭和な雰囲気です。
裸のシーンよりも、キスシーンの方がエロティックなんだよな・・・・・・。
4:陽気婢『彼女の自由』
陽気婢さんの作品は、どれも面白いんですが、個人的に一つだけ選ぶとなると、これ。
教室で女の子に告白してフラれたばかりの少年が主人公。その告白を横で見て
いた同級生の少女が、「なぐさめてあげるよ」と自分のマンションに誘い、そこで
二人は関係を持つ・・・という始まり方。
ヒロインが眼鏡っ娘だとか、裏表の無い「させ子」であるとか、女の子と付き合ったことの無い少年が、どんどんヒロインの魅力にハマっていく様が微妙に心をちくちく刺すのです。丁度自分がヒキコモリしてた時期に読んだせいかな・・・・・・
5:甘詰留太『キミの名を呼べば』
甘詰留太さんは、どうやら自分と同郷の方であるようです。そのせいか、この人が描く風景は、妙に懐かしい。
青少年の性暴走を食い止めるために、という理由で、各学校に国家公認の「精
液便所」の女の子が配置されている、という舞台で。
主人公が通う学校に配属されてきた「便所女」は、幼なじみの少女だった。名
前も呼ばれず、ただ性欲処理の道具にされている女の子に、主人公だけが「満子」
と言う、彼女の名前を呼んであげて・・・・・・と、ストーリーはやるせない、救われ
ない話ですが、妙な爽快感があります。
6:速瀬羽柴『good luck charm』
「耽美」というのは、この人の絵のようなものを言うのでしょう。
でも、エロは薄めです。「ヌケる?」と聞かれたら、ちょっと自信ない・・・
少女の黒髪にフェティシズムを感じる人は、是非手に取ってください。
7:小菅勇太郎『追憶の少年』
小菅勇太郎さん2冊目の短編集。どれを選ぶか悩みましたが、タイトルに追悼の意を込めて、あえてこの1冊を。夭折が惜しまれる方でした。
愛しい姉に捨てられた・・・と感じた少年が友人の男と一緒に、自分に好意を持
つ女の子を次々に篭絡し、辱めていく・・・というストーリー。他にも中・短編が
入っていますが、多くは「愛する女性を辱めているうちに、他の男に寝取られる」
という話が多いです。また、こういう話を描かせると、他に並ぶものがいないぐ
らいに上手かった・・・・・・。
小菅さんが亡くなってから、もう3年・・・・・・年末の大掃除をしていたら、「PARADISO」の単行本未収録部分の切り抜きが出てき泣きそうになりました。ファイルボックスに入れて、永久保存してあります。ご遺族のお考えもあると思いますが、これだけでもコミック化して世に残していただきたいな・・・・・・。
8:あろうれい『あおいのきみ(上)(下)』
美しく成長した少女・ナルは思春期を向かえ、幼馴染のカズ兄が気になりだし、
夜になると自らを慰めることを覚える。一方で、その肢体は周囲の男たちに欲望
の目で見られるようになる。
そんなある夜に、忍び込んできた仮面の男に、ナルは無惨に処女を散らされる。
その後も、毎夜毎夜、繰り返し仮面の男は現われ、ナルの性感を開発していき、
そのつど艶やかになる少女の身体に、男たちはさらに欲望を掻き立てられて・・・
全編、レイプと自慰ばかりなのですが、陰惨な感じが無く、妙な読後感があります。女性視点で描かれているからでしょうか。著者も(多分)女性ですし・・・。
9:ものぐさうるふ『月虹~Forbidden Lovers~』
ヒキコモリでニートのお兄ちゃんが居て、童顔で身体だけは発達しまくった可
愛い妹が居て、両親が旅行で不在になっちゃったら、そりゃ、お兄ちゃんがやる
ことは一つですわな。
お兄ちゃんに犯されてしまった妹・幼奈は、そのままずるずると兄の望むまま
に関係を続けていくことになり、どんどん深みにハマっていく・・・・とストーリー
はただそれだけですが、とにかくエロい。黒髪とおっぱいと液汁の描き方に、作
者の並々ならぬ執念を感じます。
なお、この続編が「だから僕たちは恋をする」に収録されています。
10:向正義『銀竜の黎明(1)~(3)』
帝国の貴族女子たちで編成された「銀竜師団」を率いる団長セレス=メタリアス。
しかし、人身販売組織に<ソウルピース>を使われ、団員の女たちの身体は
思うがままに操られてしまう・・・・・・。
いつものように、気の強い姫君を凌辱、露出羞恥、マゾ性感開発をたっぷりし
みこませ、さらにサービス(?)として、触手責め、ボディスーツ、エルフ耳、
レズプレイなどてんこ盛り。向先生には珍しいことに、ロリキャラも一人登場し
ます。
現時点で、向正義さんの最高傑作といえるでしょう。だたし、どうも後半はストーリー展開的には難がある・・・それでも、エロ描写は文句つけようがありません。
最終巻の発売が待たれます。
以上、お目汚しの批評も交えて投稿いたします。
--
<集計用>
東犬二,DARK AGE,猟奇,宙出版
時坂夢戯,人形の在る風景,熱血,東京三世社
富本たつや,CROQUIS(1)(2),昭和,ワニマガジン社
陽気婢,彼女の自由,セックスフレンド,ワニマガジン社
甘詰留太,キミの名を呼べば,便器,ティーアイネット
速瀬羽柴,good luck charm,黒髪,コアマガジン
小菅勇太郎,追憶の少年,姉弟,蒼竜社
あろうれい,あおいのきみ(上)(下),開発,笠倉出版社
ものぐさうるふ,月虹~Forbidden Lovers~ ,飼育,フランス書院
向正義,銀竜の黎明(1)~(3),隷属,フランス書院
古本紹介「漫画ホットミルク」
ぎゃふん
久々に書いてたら、突然記事内容が消えたんで、ヤル気が蒸発。
また今度書きます。
河内讃良さんの事をご存知の方は、ご一報を。
雑誌紹介『コミックヴァルキリー』創刊号
明日から、東京行ってきます。言わずと知れた夏のアレです。
【ISBN】雑誌06984-08
【書名】「コミックヴァルキリー」
【著者】
【出版】キルタイムコミュニケーション
【初版】2006/07/25
「18禁」を売りにしたコミックや雑誌は多いけど、「18禁じゃないです」ってのを売り文句にした雑誌を見たのは初めてだ…
『闘うヒロインオンリー漫画雑誌』というアオリ文句どおり、剣を持ったり銃持ったりする女の子が勇ましく闘い、ピンチに陥り、あわや貶められたり颯爽と活躍したりする、そういう話ばっかり。同社の人気アンソロジーコミックシリーズ『闘姫凌辱』のノンアダルトバージョンと言えばいいんでしょうな。
ヒロインのコスチューム、戦闘のシチュエーションもバラエティに富んでいるし、各連載のバランスもいい。また、(失礼ながら)大手とは言えない出版社の新雑誌としては、驚くぐらいに実力派の作家をずらりと並べています。
長年『闘姫凌辱』で培ってきた編集ノウハウを注ぎ込んだ、意欲的な雑誌と言えるでしょう。
とりあえず、創刊号でファンになりました。
次号から必ず買うんで、頑張ってください>編集部さん。
そして、早く月刊化してくださいね。
Aパターン Bパターン
↑個人的に一番楽しかった『御剣ハルカ危機一髪』。
昔懐かしい、ゲームブック型のマルチストーリー漫画。
AパターンとBパターンの『続く』があり、アンケートで人気のある方の続きが次号に載るそうです(漫画家大変だな…)
そりゃ絶対、Aパターンの続きが読みたいよオレは。
葉書出すかな…(同封の読者葉書が、受取人払いになっているのには感心した)
古本紹介「0(ラブ)リー打越くん!!」桑原真也
ウチの近所に、「打越」という地名があるんですが、この作者はそこの出身?
【ISBN】
【書名】「0(ラブ)リー打越くん!!」
【著者】桑原真也
【出版】講談社
【初版】1999/04
いまやすっかりヤンキー漫画夜露死苦な桑原センセイですが、デビュー作はこんな感じの異色ラブコメ漫画でした。当時からヴァイオレンス仏痴義理な描写は変わっていませんが。
話の内容は、ヘタレ(そんじょそこらのヘタレっぷりじゃないのが清清しい!)打越くん16歳がいつものように先輩にいびられていると突然吸血鬼真希シノヴが現れて先輩たちを首ちょんぱしてくれて愛の告白開始。返事を渋ってるとヘタレなワリに老若男女にモテる打越くんの周辺人物を次々SATSUGAI。そのまま世界滅亡をテニスで食い止めることができるか打越君、という話。ワケ解らん説明だけど、ホントこういう話です。面白いですヨ。
んで、女吸血鬼がヒロインなんで、艶かしい描写は数多いんですが、結構寝取られシーンも多い。その中の白眉が、コレ↓
打越君を心から愛してくれている先輩が、血の情欲に勝てずに、肉欲に溺れ浸る図。
意外に、寝取られスキーな人々の話題に上がってこないのが不思議です。
ちなみに、連載前に「アフタヌーン」で読みきりの形で2編、この話の短編が載ってましたね。切り抜いて保存してあるんで、多分部屋のどこかには埋もれているんですが・・・